国語辞典
国語審議会での「ボーリング=boring」という答申に反して、「ボーリング[bowling]→ボウリング」という表現が目立ちますが、球転がしを「ボーリング」と書くのが当たり前だと思い込んでいても、「ボウリング」へたどり着けるように配慮をしているものと考えられます。なお、「ボーリング」の解説で球転がしのことが記載されている辞書は、ほとんどありません。それと、「ガーター」の解説でレーンの両側にある溝のこと(また、ボールがその溝に落ちること)が記載されている辞書も、ほとんどありません。当サイトが適切ではないと判断した記述は、赤い文字 で表示しています。
★★★ 「ボウリングね」っと。が推奨する用語解説 ★★★ | |
ボウリング [bowling] | レーンの上に直径約22センチメートルのボールを転がし、約18メートル先に並べられた10本のピンを倒して得点を競う、屋内スポーツの一種。 (参考)「ボーリング」は掘削の意味で用いるのが一般的。 |
ガター[gutter] | ボウリングでレーンの両側にある溝。また、その溝にボールが落ちること。 (参考)「ガーター」は靴下留めの意味で用いるのが一般的。 |
* 本来、(参考)の文章は必要ないかもしれないが、用語を使い分ける観点から追記しています。 |
三省堂 現代新国語辞典 第四版 2011/02/25 第1刷 三省堂 | |
ボウリング[bowling] | プラスチックの大きいボールを板の上にころがし、十本のとっくり形のピンをたおして得点をきそう室内競技。 |
ボーリング[boring] | 1.[ドリルなどで]かたいものにあなをあけること。「−マシン」 2.石油・井戸・温泉などの試掘。また、地質調査などのために、地中深くほること。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ボウル[bowl] | 1.料理で使う、半球型の鉢。「サラダ−」 2.[←ボウルゲーム]アメリカンフットボールの対抗試合。(語源)競技場の形が「ボウル1.」に似ていることからいう。 |
ボール[ball] | 1.[球技の]たま。 2.[野球で]投手の投げたボールが、本塁の上のきめられた範囲をはずれること。また、その投球。(対)ストライク |
ボール[bowl] | →ボウル。 |
ガター | *** 記載なし *** |
ガーター | 1.[garter]くつしたどめ。 2.[Garter]イギリスの最高勲章。 |
★ 国語審議会の答申を考慮するなら、ボーリング→ボウリング[bowling]、ボール→ボウル[bowl]という表現にしてほしいですね。そうすれば、当サイトおすすめ辞書になるのですが。 |
明鏡 国語辞典 第二版 2010/12/01 第1刷 大修館書店 | |
ボウリング[bowling] | レーンの上にボウル を転がし、約20メートル前方の床上に立てた10本のピンを倒した数で得点を競い合う室内競技。ボーリング。 「ボウル(bowl)」は、ボウリングやクリケットの球の意。 |
ボーリング[boring] | 1.穴をあけること。 2.地質調査や地下資源採掘などの目的で、地中に深く細い穴を掘ること。試錐。試鑽。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ボウル | *** 記載なし *** |
ボール[ball] | 1.球状のもの。「ミラー−」「−ペン」 2.球技・遊戯などに使う球。たま。まり。「サッカー−」 3.野球で、打者に対する投球のうちストライクゾーンをはずれたもの。「フォア−」⇔ストライク |
ボール[bowl] | 料理などに使う深い鉢。ボウル。 |
ガター[gutter] | ボウリングで、レーンの両側にある溝。また、そこへボールが落ちること。ガーター。 |
ガーター[garter] | 靴下留め。靴下つり。 |
★ この辞書には「ボウル」の解説がありませんが、「ボウリング」で「ボウリングやクリケットの球の意。」と、明らかに誤った解説をしています。ボウリングの球は「bowling ball」です。さらに、「ボウリング」の解説では「ボウル」なのに、「ガター」の解説では「ボール」と記載されていて表記が統一されていません。 |
見やすい現代国語辞典 2010/09/10 第1刷 三省堂 | |
ボウリング[bowling] | プラスチックの大きいボールを板の上にころがし、十本のピンを倒して得点を競う室内競技。ボーリング。 |
ボーリング[boring] | 1.[ドリルなどで]かたいものに穴をあけること。 2.石油・井戸・温泉などの試掘、また、地質調査などのために、地中深く掘ること。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ボウル[bowl] | 料理で使う、半球型の鉢。ボール。 |
ボール[ball] | 1.[球技の]たま。 2.[野球で]投手の投球がストライクゾーンをはずれること。また、そのたま。(対)ストライク |
ボール[bowl] | →ボウル。 |
ガター | *** 記載なし *** |
ガーター | 1.[garter]靴下どめ。 2.[Garter]イギリスの最高勲章。 |
★ 国語審議会の答申を考慮するなら、ボーリング→ボウリング[bowling]、ボール→ボウル[bowl]という表現にしてほしいですね。「ボウリングとボーリング」、「ボウルとボール」は使い分けられていません。 |
集英社 国語辞典 第二版 2009/06/13 第2刷 集英社 | |
ボウリング[bowling] | レーンと呼ばれる縦長の床の上にボールを転がし、前方に立てられた十本のピンを倒した数で得点を競うゲーム。ボーリング。 |
ボーリング[boring] | 地質調査や地下資源の採掘などのために、地中に深く穴を掘ること。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ボウル | *** 記載なし *** |
ボール[ball] | 1.球技や遊戯で用いるゴム製やビニール製の球。 2.(野球で)ストライクゾーンを外れた投球。⇔ストライク |
ボール[bowl] | 調理などに用いられる口の広い深い鉢。ボウル。「サラダ−」 |
ガター[gutter] | (ボウリングで)レーンの両側にある溝。また、投球がその溝へ落ちること。ガーター。 |
ガーター[garter] | 1.靴下留め。 2.「ガーター編み」の略。棒針編みで、表裏ともに表編みで編むもの。 −勲章。イギリスの最高勲章。→the Garter |
ガーター[gutter] | →ガター |
★ 「ボール」で鉢の解説をしているので、おすすめできる辞書ではありません。「ボウリングとボーリング」、「ガターとガーター」は使い分けられていません。 |
学研 現代新国語辞典 改訂第四版 2009/01/19 初刷 学習研究社 | |
ボウリング | 室内競技の一つ。直径約20センチの球を転がし、レーン上に並べられた10本のピンをたおして、その本数を競うもの。ボーリング。 「−場」[bowling] |
ボーリング | 1.穴をあけること。 2.地中に深く穴をほること。特に、鉱床の探査や地下水・油田などの有無を調べるために行うもの。[boring] |
ボーリング | →ボウリング。[bowling] |
ガター | ボウリングで、レーン両側にある溝。また、そこにボールが落ちること。[gutter] |
ガーター | 1.靴下どめ。 2.「ガーター編み」の略。棒針編みで、一段おきに表編みと裏編みがくり返されているもの。 3.「ガーター勲章」の略。英国の最高の勲章。 1.garter 3.the Garter |
広辞苑 第六版 2008/01/11 第1刷 岩波書店 | |
ボウリング[bowling] | 室内競技の一つ。片手で直径22センチメートルのボールを転がして、約18メートル先に三角形に並んでいる10本の木製の標的(ピン)を倒し、その数を競う。 |
ボーリング[boring] | 1.孔をうがつこと。穿孔。鑽孔。 2.試錐。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ボウル[bowl] | 1.→ボール 2.アメリカン・フットボールで、特別の大試合。「スーパー・−」 −・ゲーム[〜 game] アメリカン、フットボールで、シーズン終了後、各地で好成績を収めた大学同士が対戦する試合。米国の四大ボウル(ローズボウル・オレンジボウル・シュガーボウル・フィエスタボウル)が有名。 |
ボール[ball] | 1.ゴムまたは革などで作ったまり。球。また、球状のもの。 2.野球でストライクにならない投球。⇔ストライク。 |
ボール[bowl] | 材料を混ぜ、また卵を泡立てるなど、調理に用いる半球状の容器。また、サラダなどを盛る同様の形の器。ボウル。 |
ガター[gutter] | (排水溝、みぞの意)ボウリングのレーン両側にある溝。また、そこに投球が落ちてしまうこと。ガーター。 |
ガーター[garter] | 靴下留め。靴下吊り。 −・あみ【−編み】棒針編みの一種。表目と裏目が一段おきに配列されている編み方。表編みのみを編み重ねる。両面とも同じ編み目になる。 −・くんしょう【−勲章】(the Garter)イギリスの最高勲章。ナイトを授けられた者が左膝の下に。1348年頃エドワード三世によって制定。 |
ガーター[gutter] | →ガター |
★ 日本を代表する国語辞典ですが、「ボール」で容器の解説をしているので、おすすめできる辞書ではありません。「ボウリングとボーリング」、「ガターとガーター」は使い分けられていません。 |
新明解国語辞典 第六版 2007/11/20 第2刷 三省堂 | |
ボウリング[bowling] | 直径約20センチのたまを片手でころがして、約18メートル先に置かれた10本のピンを倒す室内競技。 |
ボーリング[boring] | 1.穴をあけること。 2.地質調査や石油採掘のため、また井戸を掘るために、地中に深く穴をあけること。 |
ガター | *** 記載なし *** |
ガーター[garter] | 靴下どめ。−あみ【−編(み)】二本の編み棒を使って、表からも裏からも表編みで編むこと。 |
大辞林 第三版 2006/10/27 第1刷 三省堂 | |
ボウリング[bowling] | 直径約22センチメートルの非金属製のボールを転がし、約20メートル前方の床上に正三角形に並べられた徳利形の10本のピンを倒す競技。十柱戯。ボーリング。 |
ボーリング[boring] | 1.穴をあけること。 2.地質調査や地下資源の採取などのために、地中深く細い穴を掘ること。試錐。試鑽。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ガター[gutter] | 1.ボウリングで、レーン両側にある溝。 2.[ガターボールの略] 1.にボールが落ちること。得点は零点になる。「ガーター」とも。 |
ガーター[garter] | 靴下どめ。靴下つり。 【−編み】棒針編みで、表目と裏目が一段ずつ交互に出る編み方。 【−勲章】(the Garter)イギリスの最高勲章。1348年にエドワード三世が創設した靴下どめに似て、左膝下に着ける。 |
ガーター[gutter] | →ガター。 |
精選版 日本国語大辞典 2006/03/02 初版第1刷 小学館 | |
ボウリング[bowling] <ボーリング> | 室内スポーツの一種。レーン(またはアレイボード)といわれる平らな床の上でボールをころがし、その先に立てられている10本のピンを倒した数で得点を競う。「ボウリング場」 |
ボーリング[boring] | 1.穴をあけること。くり抜くこと。穿孔。 2.地質調査や地下資源の採取などを目的として、地中に深く穴を掘ること。試錐。 →ボウリング。 |
例解 新国語辞典 第七版 2006/01/10 第1刷 三省堂 | |
ボウリング[bowling] | 10本のピンを目がけて、重いたまをころがし、たおしたピンの数で勝敗をきめる室内競技。(参考)穴をあける意味の「ボーリング」とまちがえないために、最近では「ボウリング」と書くのが、ふつう。 |
ボーリング[boring] | 地質調査や石油の採掘などのために、地中にふかく穴をあけること。 →ボウリング。 |
旺文社 国語辞典 第十版 2005/10/01 旺文社 | |
ボウリング[bowling] | 直径約22センチメートルのボールをころがして、60フィート(=約18メートル)前方に立てた10本のとっくり形のピンを倒して得点を争う競技。ボーリング。→日本で最初のボウリング場は、1952(昭和27)年開業の東京青山の「東京ボウリングセンター」。 |
ボーリング[boring] | 穴をあけること。(ア)金属など硬いものに機械で穴をあけること。(イ)石油・温泉・井戸などの試掘、また地質調査などのために、、地中深く穴をあけること。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ガター[gutter 溝] | ボウリングで、レーンの両側にある溝。また、投げたボールがそこに落ちてしまうこと。 |
ガーター[garter] | 靴下どめ。−くんしょう【−勲章】(the Garter)イギリスの最高の勲章。 |
日本語新辞典 2005/01/01 初版第1刷 小学館 | |
ボウリング | *** 記載なし *** |
ボーリング[boring] | 1.穴をあけること。 2.地質調査や地下資源の調査のため、地中に細く深い穴をほること。 |
ボーリング[bowling] <ボウリング> | ボールを転がし、その先に立てられている10本のピンを倒した数で得点を争う室内競技。 |
講談社国語辞典 第三版 2004/11/25 第1刷 講談社 | |
ボウリング[bowling] | 大きなボールを規定のコース にころがして、標的の10本のピンを倒す室内競技。ボーリング。 |
ボーリング[boring] | 1.かたいものに穴をあけること。 2.地質・鉱床をさぐるため、地中深く穴をほること。試掘。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
大活字 ことばの林 現代国語辞典 2003/08/10 第1刷 三省堂 | |
ボウリング[bowling] | プラスチックの大きいボールを板の上にころがし、10本のピンを倒して得点を競う室内競技。ボーリング。 |
ボーリング[boring] | 1.(ドリルなどで)かたいものに穴をあけること。 2.石油・井戸・温泉などの試掘。また、地質調査などのために、地中深く掘ること。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ガター | *** 記載なし *** |
ガーター | 1.[garter]靴下どめ。 2.[Garter]イギリスの最高勲章。 |
新修 広辞典 第5版 大活字版 2001/06/30 第1刷 集英社 | |
ボウリング[bowling] | 離れた10本のピン(木柱)をボールを転がして倒す室内競技。 |
ボーリング[boring] | 石油や天然ガスの採取・採鉱。地質調査などのために深い穴をうがつこと。 |
ガター[gutter] | ボウリングで、アレーベッドの両側についているみぞ。また、そのみぞに落ちたボール。 |
ガーター[garter] | 靴下どめ。 |
岩波 国語辞典 第六版 2000/11/17 第1刷 岩波書店 | |
ボウリング | 球をころがして10本の徳利形の標的(=ピン)を倒して遊ぶ室内競技。「ボーリング」とも言う。(bowling) |
ボーリング | 1.穴をあけること。ア.ボール盤で金属に穴をくりぬくこと。イ.石油を取るため、また温泉を湧き出させるため、地中深く穴を掘ること。試掘。(boring) 2.→ボウリング。 |
ガター | *** 記載なし *** |
ガーター | 1.靴下留め。靴下つり。(garter) 2.ガーター勲章。イギリスの最高勲章。(Garter) |
日本語大辞典カラー版 2000/08/04 第2版 講談社 | |
ボウリング[bowling] | 室内で行う球技の一つ。木の床の一方から大きな木製やプラスチック製などのボールを転がし、約19メートル前方に並んだとっくり形の10本のピンを倒し、その数を競う。ボーリング。 |
ボーリング[boring] | 1.かたいものに穴をあけること。 2.地中に穴を掘ること。地質や鉱床の調査、各種土木工事の基礎調査、石油や天然ガスなどの採取のために行う。試錐。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ガター[gutter] | ボウリングのレーンの両側にある溝。また、ボールがその溝に落ちること。 |
ガーター[garter] | 1.靴下留め。輪状のもの。つり下げてクリップで留めるサスペンダー式、ガードルに留め具のあるものなどがある。ガーターベルト。 2.英国の「ガーター勲章」の略。 3.「ガーター編み」の略。 |
新潮 現代国語辞典 第二版 2000/02/05 第1刷 新潮社 | |
ボウリング[bowling] | 室内競技の一。直径約20センチメートルのボウルをころがして60フィート(約18メートル)先に並べられた10本の徳利形の物体(ピン)を倒し、倒した数で得点を競う競技。ボーリング。 |
ボーリング[boring] | 1.穴をあけること。 2.地質・鉱床・油脈・水脈などを探るため、地下深く穴を掘ること。試錐。 |
ボウル[bowl] | 1.西洋料理で使う金属製などの深い鉢・椀。 2.すりばち形の野外劇場や競技場。 3.ボウリングのボール。 |
大辞泉 増補・新装版 1998/11/20 第1刷 小学館 | |
ボウリング[bowling] | スポーツ競技の一。レーンとよばれる木製の床の端に立てられた10本のピンを目がけてボールを転がし、倒したピンの数で得点を競い合う。 |
ボーリング[boring] | 1.穴をあけること。穿孔。 2.地質・鉱床調査などのために、地中に細く深く穴を掘ること。試錐。試鑽。 |
ボーリング[bowling] | →ボウリング。 |
ガター[gutter] | ボウリングで、レーンの両脇にある溝。また、そこへボールが落ちること。 |
ガーター[garter] | 靴下留め。 【−編み】棒針編みの基礎編みの一。平編みの場合、表裏側とも毎段表編みをする方法。またその編み地。→棒針編み。 【−勲章】(the Garter)英国の最高勲章。ナイトの位を授けられて者が佩用する。1340年代にエドワード三世によって制定されたといわれ、左ひざの下につけるのが習わし。 |
角川 必携 国語辞典 1995/10/27 初版 角川書店 | |
ボウリング[bowling] | 室内競技の一。球を転がしてとっくり形の10本のピンをたおし、得点を争うゲーム。 |
ボーリング[boring] | かたいものに穴をあけること。また、地質調査や石油・温泉探しなどのために、地中深く穴を掘ること。 |
ガター[gutter] | ボーリング のレーンの両側のみぞ。また、そこにボールが落ちること。 |
ガーター[garter] | くつしたどめ。また、女性用のくつしたつり。 |
ガーター | →ガター。 |